ブラジルのこわい話
今日は友達といろんな話をしたのでぜんぶざっくり書き残しておこうと思う。
・電車で座ったとき隣のおばあちゃんが読んでた本の背表紙にDaisaku Ikedaって書いてあって泣きたくなった(ブラジルでも根強いんだね)
・ブラジル人は基本的に英語めっちゃ苦手な人が多いので友達と英語で話してるとすごい浮く。ジロジロ好奇の目で見られる
・ブラジルの治安やべえ。ガンガンスマホ盗られそうになる。友達は常に「あのチャリの男やばそうだからちゃんと見てて。」「さっきの男明らかに私に変な近寄り方してきたからポケットとか気をつけて。」って感じで怪しい人を見る目が備わっててすごい
・ブラジル人はだいたい人に襲われた経験がある。クスリでラリった人がナイフや銃を突きつけてお金とスマホ出せ、出したら振り向かずにすぐどっかいけ、って脅して来るのがだいたいの手口らしい。みんな淡々と話すけどめちゃくちゃこええ。
・街の物乞いがアグレッシブ。ダブリンなんて平和な方だった。ハイウェイみたいなところの入り口でもガンガン歩いて車の窓を叩いてお金くださいって言ってくる。まずいお菓子を押し売りしてお金もらおうとしたり。電車の中で赤ん坊抱いて生活に困ってる感出して金乞いしたり。軽いコスプレしてアピールしながら金乞いしたり。めちゃくちゃなんでもあり
・みんな自由そうに見えるけどブラジルでも見た目にうるさい人が多いらしい。大学生が真っ赤なリップして奇抜な見た目してると「おまえ大学に何しに来てんだ?まじめに勉強してる奴らに失礼だろ、ちゃんとしろ」とか言われるらしい。日本ほどギチギチじゃないけど少なからずうるさい人はいるんだね
こっからはこわい話。
・日本とスペインのハーフの友達が昔日本に住んでたんだけど、お金がなくて人からもらった日本人形をおもちゃにして遊んでたらしい。朝目が覚めて、なんとなく笑い声がするので日本人形のある棚を見たら、口が思いっきり開いて笑ってる人形を見つけたらしい、その子の弟も目が覚めて「この笑い声なに?」って聞いてきたから、その子は弟の口を塞いで「これは嘘、こんなの現実じゃない、なにも見てない、大丈夫、静かにしてて、」って言い聞かせて2人で目をつぶってなにも見てないことにしたらしい。それ以来友達は人形が怖くてたまらなくなって、その人形も両親に捨ててほしいって頼んだんだけど、親は捨てるなんてもったいないと言ってその子の言うことも信じてくれなくて、未だにどこかに保存してあるらしい。どこにあるかなんて聞きたくないしもし見つけたら絶対に燃やしたい、今思い出しても鳥肌が立つ、弟も同じ記憶を持ってるから絶対に現実にあった出来事だって言ってて私も怖すぎて震えた
・その子の身に起こった別の話。ブラジル・サンパウロで家に帰るバスを待ってたところ、全身ゴムみたいな黒いスーツに身を包んだ男が現れた。肌も顔もぜんぶゴムで覆われていて、最初はコスプレか何かかな?と思ったらしい。帽子もかぶっていて、本当に全身なにも見えない。なんだろ?って思ってたらその人がその子に気づいて顔を向けてきた。そしたらその子はめちゃくちゃな悪寒と一気に吐き気を催して、その場にいたらいけない、この人はめちゃくちゃヤバイ人だってことをなんとなく察したらしい。どうしよう、と思ってたらだんだんその男が近づいてきて、手を振ってきた。知り合いかもしれないな?とか一瞬考えたらその横を女の人が通り過ぎた。そしてゴム男の体をすり抜けて歩いていったらしい。ゴム男は誰にも見えてなくて、その存在に気づいてたのは自分だけだった。意味が分からなくて呆然としてたら男は消えて、バスが来たので普通に家に帰ったらしい。どっと疲れてその日はなにもできずにすぐに眠りについたって、訳わからんがめちゃくちゃ怖いですね
・さらにその子の話。サンパウロのバスは、ドライバーと乗車賃を受け取る人の2人組が常駐している。その子の家はバスの終着点で、降りる頃には乗客が誰もいなくなっていた。終点で普通に降りようとしたら、ドライバーがドアを開けてくれない。不思議に思っていたら、乗車賃の管理をする方のスタッフがその子に襲いかかってきて、抱きしめてキスをしたりしようとしてきた。スタッフ2人ともグルで、その子にいたずらしようと口裏を合わせていたらしい。窓をバンバン叩いたり叫んだりしてなんとか逃げられたらしいけど、バスの運転手みたいな安全そうな人たちにまでそんなことをされる世界。それがブラジル
その子は法学部でまだ大学に通ってるんだけど、世界の凶悪な犯罪とかいろいろ勉強してて、その話を聞いてるだけで鳥肌が立って、でも興味深くて次々に聞いてしまった。
日本のサイコパスっぽい犯罪知ってる?たぶん検索したらいっぱい出てくるけど、「ネバダたん」事件 これは佐世保の小学生が友達とかくれんぼしようって言って、目隠しをして、そのまま首を切りつけて殺した事件。殺した友達を放置して、血だらけのシャツのまま何事もなかったようにクラスに戻ったらしい。わたしこの事件初めて知ったんだけど、ネバダたんはもう釈放されてて今も日本にいるらしい。サイコパス小学生を塀の外に出す日本やばい。
そんなこと話してたらちょうどテレビでブラジルの凶悪事件が報道されてたんだけど、日本の報道との違いを発見したよ。
ブラジルはなんでもかんでも本当の映像を流す。
アプリで知り合った男にタコ殴りにされて顔がぐちゃぐちゃになった女性の事件があって。その女性の顔も、血まみれの部屋もぜんぶテレビで流れてきた。日本だったら検証映像みたいなCGの映像とかは流れるけど本物は流さないでしょう。ブラジルはぜんぶガチだった。モザイクも無いし。視聴者を怖がらせて犯罪抑止させる意味合いと、視聴率をあげたいだけっていう意見もある
こんな話ばっかりしてた今日でした。こわすぎて寝れねえ。
SUSHI GO
今日のバイトは楽しかった。バイトが楽しいと思える日が来るとは思っていなかった。
店で一番長く勤めている韓国人の女の子ソヨンが今月末で辞めてしまうらしい。私に一番厳しく指導してきて、ずっと密かに恐れていた人だった。ほんの小さな汚れも些細なミスも見逃さず、私に漏れなく注意してくる。何度ミスしても覚えられなくて本当に何度も何度も怒られて私もソヨンもお互いにイライラしてたと思う。
今日はそんな彼女と二人だけのシフトだったんだけど、この寒さのせいかお客さんが本当に少なくて暇で暇でしょうがなかった。やることもないし他愛のないお話をだらだらしました。
ソヨン「最近もう疲れちゃったんだよね。アイルランドで一年過ごしたけど、英語の勉強もこの仕事も人間関係も全部めんどくさくなっちゃって。こないだ学生ビザに切り替えてもう8ヶ月更新しちゃったけど、韓国帰ればよかったって後悔してる。」
私「あー気持ち分かるよ。私はまだ半年しかいないけどすでに同じようなこと思ってる。仕事やめたいとか思ったことある?」
ソヨン「え、きいてないの?私今月で辞めるよ。」
おおおおおおお?!、、、
ソヨン「あと、エレン(ソヨンの次に長く勤めてる台湾人)も辞めるよ。」
おおおおおおおお???!!!!???!
誰も教えてくれなかった!!!
みんな辞めるとき私になにも言わないんだよな。辞めるよ〜って言わずに消えてった子が既に二人。この子も私が聞かなかったら勝手に消えていったに違いない・・・。
で、もうソヨン辞めちゃうんだ〜と思ったら急になんでも話したくなってきて、今日はおしゃべりが捗りました。
ソヨンは日本の文化が大好きで何度も日本に行ったことがあります。日本のレコード屋に通って店のおじさんと仲良くなっていろいろバンドを教わったらしい。一番好きなバンドはRadiohead!日本のなら、はっぴいえんど!細野晴臣!フィッシュマンズ!ネバーヤングビーチ! 好きな小説家、太宰治!夏目漱石! 好きな映画監督、是枝裕和!岩井俊二!犬童一心!
日本のサブカル女子と変わらない趣味してますね。
私と趣味がだだ被りなんですが、さらに彼女と私の似ているのは家族が好きじゃないというところと友達が少ないところ。アイルランドに来てから家族や友達と一度も電話をしたことがない。友達だと呼べる人は一人しかいない(その子とすらも電話はしてない)。親が離婚している(私の家は家庭内別居状態)。オタクっぽくて暗い人が好き。
共通点がいっぱいあるねと笑いながら店終いの時間になり、店内BGMのSpotifyプレイリストを止めて、あと30分は自分たちの好きな音楽をかけようと話した。ソヨンに「おすすめのバンドを教えます」と言って私が選んだのはゲートボーラーズと透明雑誌。どっちも超いいね!やっぱりミキはセンスが良い、って言われて嬉しかった。
家庭環境とか なんでアイルランドにきたのかとか、実は日本で整形したとか、舌ピアスがふさがったこととか、好きな映画や音楽の話とか、ダブリンでおすすめのレストランとか、爆音で自分の好きな音楽を聴きながら雑談する時間が楽しかった。もう辞めちゃう寸前でこんなに仲良くなるなんて。ソヨンにもっと日本のバンド教えてあげたかったな。
前は仕事をなんとか時間内にすべて終わらせることが精一杯で余裕など無かったけど、今はこんなに会話しながらテキパキ働けるようになって、本当に成長したねって言われた。
なんか夢とかあるの?って聞かれて、なんとなく30歳までに死にたいと思っているとかそんな話までした。「太宰治みたいだね。君みたいな暗い人好き」って言われた。
最初の印象が最悪な人ほど後からとても仲良くなるパターンは多い。彼女がその良い例で、本当にこわくて一番苦手だったのに今さら仲良くなってしまった。今月末で辞めちゃうのに仲良くなんてならないでよ。私は君のことがずっと苦手だったのに。
厳しく注意されていた時はずっと煩わしく思っていた。なんでこんなに細かいことを何度も何度も注意してくるんだろうとか、言われなくても今からやろうと思ってたのに!とか、お母さんに怒られる子供みたいな気持ちで反発していた。
今はもう感謝の気持ちすらある。笑
ずっと諦めずに正してくれてありがとう。
ソヨンが教えてくれたことは新しく入ってきた女の子に引き継ぎます。
ビザの関係で数ヶ月ごとにばらばらと辞めては次々に新しい人が入ってくるのでマネージャーも大変だと思う。そんな中でソヨンに出会えてよかったです。
友達ができてもみんなすぐに帰国したり遠くに行ったりしてしまう。海外にいると一期一会ばかりで友達作るのも疲れてしまうけど、韓国と日本ならいつかまた会えるでしょう。
でも私たちの性格なら多分もう会わないね。ってお互いに思っていそうだけど。ソヨンありがとう。あなたは良い先輩でした。
台湾人は超つよい
今年の〆メっぽい雑な総括をしたあとでアレですがまたブログを書く。なぜなら私は強く訴えたいことがある。台湾人は強いということだ。
私が今までに会った台湾人で強くない人をあまり見たことがない。
台湾人に直接聞いた「台湾人の国民性」といえばこうだ。
1. ポジティブ思考
2. easygoing(のんき、おおらか)
3. 明るい
日本人に多いのは真逆で、ネガティブ、シャイ、真面目、鬱っぽくて閉鎖的(個人的主観)(私の周りにオタクが多いせいか)
いま働いているバイト先では度々お客さんとトラブルがある。日本のように「○○円お預かり致します。○○円のお返しです。」と丁寧な接客をしないので、《今おつり少なくなかった?私20ユーロ札渡したんだけど!》みたいなことで突っかかってくる客がたまにいる。
私だったらこんな風に言われたら、自分の記憶に自信がなくなるし、とりあえず怖いから客の言う通りの差額を支払ってしまいそう。
台湾人の同僚はこうだ。
「たしかに貴方が渡したのは20ユーロ札だけど私は絶対に正しいおつりを渡した。絶対に合ってる!間違っているのはあなた。I’m pretty sure!!」
すごく強い。正直このやり取りかなりヒヤヒヤした。3分ぐらい言い合ってたけど台湾が勝った。
つづいて別件。
うちの店はキッチンが別の店舗にあって、毎朝そこで作られた料理を冷蔵庫に入れて、注文が入るたびにカップに盛り付けてレンジで温めて提供するという方式。
たまに料理に髪の毛が入ってて客がキレて返金求めてきたりするんだけど、我々は髪を丁寧に結ってヘアバンドをしているのでよっぽど髪は落ちない。だいたいキッチンの人が悪いんだけど、接客をしてるのは私たちなので客は私たちに怒ってくる。
ここで登場するのが台湾である。
インド客「髪の毛入ってたんだけど。どうしてくれるの?」
台湾「すみません、新しいものを用意します。」
インド客「いやもういいから返金してよ。」
台湾「わかりました、申し訳ないです」
インド客「なんなの?前も来た時髪の毛入ってたよ。いいかげんすぎない?」
台湾「いや、この店舗では料理を作っていないんです。私たちはただレンジで温めて出してるだけなので、私のせいじゃなくて…」
インド「知らないけどさぁ。じゃあ偉い人出してよ。ほら電話貸すからさっさと電話して。あんたの名前なんていうの?上の人に連絡するわ、態度が悪い店員がいるって」
台湾「私たちはただのアルバイトで上司の言われた通りやっているだけ!!!電話したいならするけどへんな言いがかりやめて。髪の毛は私のじゃないし、返金欲しいだけならさっさとするわ」
みたいな…強すぎる
この案件に当たったら私なら泣いて何も言えなくなるし、ちょっとしたトラウマで次の日から接客怖くなるわ。
さらに別件。
保険の加入とかでトラブルがあったらしく、GNIB未取得でしばらくシフト入れられず強制お休みさせられてた台湾人。
その休み中に別のバイト見つけてサクッと辞めよった(笑) ※もうGNIB取れてて問題解決したらしい。
鬼のように怖いマネージャー相手によく言えるなあ。普通は余裕を持って最低でも2週間前には辞めることを連絡するのが常識というかそんな暗黙の了解があるけど、「まぁバイトってそんなもんでしょ?ちょっと失礼とは思ったけどこじれること気にしてたら永遠に次の仕事行けないし…チャンスがあったら次次行くよ!」的なポジティブさ
GNIBの件でもかなりすごい剣幕で怒られてたのに本当に心臓に毛が生えてそう。
基本的に怒られても気にしてないし、嫌なことがあっても寝たら忘れるって言ってた。常にハッピーそうだし、私は間違ってない!って思ってる。
そしてかなりのコミュ力お化けだ。お花を抱えて入店して来たお客さんに、それってなんていうお花?中国語だと○○って言うの、星くずっていう意味!英語だとなんていうの?えぇー!かわいいね、どこのお花屋さんで買ったの?とか無限に世間話してる。すごい。。
ちなみにこのエピソードはひとりの台湾人をフィーチャーしてるわけじゃなく、複数人の実話です。
うちの店はアジア人の女の子しか雇わない謎のルールがあるので比較対象が日本と韓国しかないけど、アジアの中でも台湾人は突出して強い。日本人が暗すぎるだけか、、。
海外にはコミュ力お化けがめちゃくちゃ多い。人見知りしてたらどんどん人と関わる機会が閉ざされていくなぁと感じる。拙い英語でも臆さずに果敢に会話していく姿勢は本当に見習いたい。うまい言い回しが見つからなくても自分の語彙でどんどん会話したい。
とはいいつつも、今はバイト先と自宅の往復しかしていなくて限られた人としか接していない。ミートアップやってみようかなぁと思うけど、毎日雨ばっかりで外に出るのが面倒だ。こんな性格なのでワーホリ向きじゃないって超自覚してるけど、こんなんでもなんとか日々生活できてるのでみなさん安心して海外に出てきてくださいと言いたい。(完)
2018年総括
ハロー!師走だねぇ
12月は米津玄師も走り回るほどの忙しさだから師走っていうんだって誰かが言ってたよ
2018年に私がやったことをてきとうにまとめるぜ
【1月】退職、伊豆で一週間断食、ろくろ回し、下呂温泉、ニューハーフショー観覧
【2月】舌ピアス開けた、髪を緑に染める、アムウェイに引っかかる
【3月】プチ整形した
【4月】確か台湾旅行とグァム旅行に行った気がする
【5月】ももまる、占い屋さんでくそわろた、整形(目頭切開)
【6月】レゴランドに行った
【8月】ホームステイ、学校に通う、Belfast旅行、ダブリンバスに轢かれて亡くなった人を目撃した
【9月】GNIB取得、シェアハウスへ引っ越し、Howth旅行、Galway旅行、Dingle/Killarney/Cork旅行、ビリヤニ屋バイトやお掃除バイトに苦しむ、あおにゃんからお荷物を頂く(愛)
【10月】PPSナンバー取得、さやPと両親がダブリンに来た!2回目のBelfast/Galway旅行、バイトが決まった、口座開設、ハロウィンパーティ、ケーポップナイト
【11月】フラットに引っ越した、バイトづくめ
【12月】アマンダとルーカスが中国に引っ越した😭
日本では基本的にもう退職してからずっと貯めたお金を湯水のようにシーシャ、ボードゲーム、ライブ、お酒、アイカツに使うなど自堕落な生活を送り続けまるまる肥えた
整形しても全然ブスだし、はるばるアイルランドに来ても人間なかなか変われないし、ずっと人生の意味は分からないし、人はいずれ死ぬ…。
来年はなにするんだろうね
平成が来て平和に成ったか?次は何に成るんだ?
さらば平成・・・みんなもかわいく生きててね
なんでここにきたのか
こっちに来てからたまに思い出す。私が日本で実家暮らししていてどれだけズボラな生活をしてたか。
両親は共働きでおばあちゃんが家事をしてて、お金には困らずこたつで寝てれば勝手にごはんが出てきた。
自室は本当に足の踏み場がないほど汚くて趣味のもので溢れかえっていて、掃除の仕方も分からなくて物だらけの部屋でゲームして漫画読んで毎週映画館に行ってライブに行ってお酒を飲んで遊んでいた。
会社員時代はとにかく毎日退屈でいかに仕事してるふりをしながら時間が過ぎるのをじっと待っているか、みたいな感じだった。
私は英語がわりと話せるのでとりあえず英語圏に行けば仕事なんてサクッと見つかってすぐに安定した生活ができるだろうと思っていた。
そしたらまぁ履歴書を書いて、学校の先生に添削してもらって、完璧、あとは配り歩くだけ、ってところでなかなかお店に出向いて履歴書を手渡すことができない。いきなり何のアポもなく「マネージャーいますか?仕事探してるんですけどお話できますか?」って殴り込みにいくスタイルが本当に怖くて難しかった。
結局、日本人が受かりやすそうな日本食屋さんとか、学生時代にバイト経験のあるコンビニとか居酒屋とかを回った。Hiring! Staff wanted!とか張り紙のあるところしか声をかける勇気が無くて、全部で10枚も配れただろうか?一桁かもしれない。すごい子は1日に30枚は配って100件近く回ったとかいう超人もいたなぁ。
やっとバイト面接の電話がかかってきても、相手がイギリス英語・早口のアイリッシュ英語だったりすると全然聞き取れない。アメリカ英語には慣れてるけどこっちの英語の発音に慣れるまで時間がかかった。電話は超こわかった。
シェアハウスの子たちのアドバイスで、電話が聞き取れない場合は「今ちょっと忙しいんで後でメッセージもらえますか?」で切りぬけろ!というのを教わった。みんなも困ったら使ってみて。笑
着いて早々に仕事を見つけられるとタカをくくってたので正直お金をそんなに持ってきておらず、最初はもう臓器を売るか体を売るかしかないと思ってちょっと検索してしまった。まぁそんな闇の仕事うまく見つからなかったし、見つからなくてよかった。
そしたら今親友とも言える友達ができて、アマンダとルーカスとパウロがアイルランドの生活について困ったことがあったらいつも助けてくれた。
外国人登録やPPSナンバーがまだ取れてなくてもできる仕事とかを教えてくれて、ちまちまお金を稼いで食いつないでいた。
最初はお掃除のバイトで、前にも書いたけど本当にきつかった。マジで掃除が嫌いでやり方も全然分からないのに、相手はプロが来ると思ってかなりの内容を押し付けて来るから泣きそうになることもあった。
なんで時間内にできないの?なんでここが終わってないの?遅すぎるんだけど?って言われて怖くて、謝って、タダで時間延長して、それでも文句言われて半額に値切られて、5時間近く掃除して2時間分のお給料しかもらえなかった時がきつかった。
でもそんなこんなで掃除に慣れた。笑
トイレ掃除もお風呂掃除もキッチンもフロア磨きも窓ふきも、ハァハァ言いながらもうまくできるようになった。
初めて「上手だね!」って言われてもらえたチップが超うれしかった。
アイルランド人はフレンドリーで優しいよ!って聞いてたけど、お客さんに何度も怒られて、アイルランド人がフレンドリーなんて全然信じられなかった。アイルランドこわい早く帰りたいって最初はずっと思ってた。
で、今のバイト先 おすしやさん
10月から始めたのでもうすぐ2ヶ月経とうとしている
ユニフォームの着方とか掃除とかかなり徹底して厳しくて、こんな厳しいバイト日本で経験したことがなくて本当に戸惑った。
最低賃金で働かせといてこんなことまで要求するの?!?!と思ってかなりイライラしながら働いてたけど、少しずつ慣れてきて余裕でできるようになってきた。
ここでも本当に毎日毎日怒られて気が滅入っているけど、掃除がちゃんとしてない テキトーな汚い職場よりも全然良いと思えるように、なってきた、たぶん
ほんの小さな水滴ひとつでも落としたらすぐに拭けって言われたり、テーブルや椅子だけじゃなく床も壁も窓も、トイレは便座の隅々まで抱きかかえるようにしてピカピカに磨かされ、あらゆるスペースを完全に吹き上げないと帰れない
毎日先輩にチェックされて、「ここ指紋残ってる、吹いて」って言われて
こんなのお客さんも見えないよなんでこんなに厳しいんだよって苦しい泣きそうな気持ちで毎日床をこすっていたけど
まぁそのおかげで日本にいたときのズボラな私からは想像できないくらいちゃんと掃除をするクセがついて、家でも食事をしたら5分以内に食器を洗ったり、シャワーを浴びたら一通り壁を流してシャンプーの裏をツルツルにして排水溝の髪をすくい取って捨てて、毎日綺麗に生活できるようになった。
あとはダブリンバス
これが本当にひどくて、日本じゃ考えられないほどぐちゃぐちゃに来る
一応時刻表はあるけど、そんなの目安でしかなくて 時間より前に着いても勝手に出発するし、電光掲示板で「あと2分」って書いてあっても15分後に来たりするし、マジで訳が分からなくてこれに振り回されて学校やバイトに遅刻するパターンが多い。
だから本当は20分もあれば着けるはずのバイト先にも、1時間前には家を出て超余裕を持って到着するようになった。
私はなぜアイルランドに来たのか。本当のところは自分でもよくわからないし、こっちで知り合ったひとたちにその質問をよく聞かれるけど 別に英語の勉強に来た訳でもないし、なんなんだろう、日本の生活に疲れてリラックスしに来ました〜 ヨーロッパ旅行たくさんして満喫します!とか答えてたしそれもそうなんだけど、、
実際私がここに来た理由で最近思うのは、大人になる修行をしにきたって感じがする。
掃除洗濯料理仕事 いろいろこなしてやっと大人の人間に近づいている気がする
今まで本気でまだ8歳ぐらいの気持ちだった
はなくそほじってアイス食べてこたつで寝ながらゲームしてた
やっと本当の27歳になれたのでは?という実感がある
正直、帰国子女という免罪符のおかげで受験というものを経験したことがない。就活も身が入らず、結局親のコネでサクッと自動車メーカーに入社してしまったし。
これまでの人生で地獄のように苦しんでなにか手に入れたことってあったっけ?と思う。今がそれなんじゃないかと。
そんな後付けの理由で、アイルランドに来た意味を考えてみただけのお話
あまちゃんすぎてなんでもすぐ嫌になって辞めてしまうんだけど、アイルランドワーホリだけは諦めず一年間貫いてみようという気持ちがある。別になにか人間的に成長しようとか大きな目標がある訳じゃない。暇だから来てみただけ。それだけかも。実際それでもいいんじゃない?
ルーカスかわいい
僕のしんゆうのアマンダとルーカスは恋人同士です
二人はもうすぐ上海に引っ越していきます
中国語はまったくできないけど、英語の先生として雇ってくれるところを探すらしい
そしてお金が貯まったら日本に引っ越すんだって
二人の最終目的地は日本だから、日本でまた会おうねって
さみしすぎる 何年後になるのだろう
ルーカスはとてもルックスが良くていつも目の保養にしてるんですが
いま家の人たち全員風邪ひいてて 咳ゴホゴホでやばいので
せき止めのシロップ買ってきてくれてねぇ
「みき〜 シロップ飲んで、一日2回だよ」
って言って、スプーンをわたしの口まで運んできて
あーーん!ってやってきた!!!!!!!!!!
ルーカスにあーんされた!!!!!!!!
ルーカスが!!!!!!!はああああ、、ああ
アマンダごめん!!!
君の彼氏に落とされかけた…
このときめきは中学生以来?
こんなにルックスが整っているのに中身はキモ・オタクです
さっきも とある魔術の禁書目録(インデックス)の話された
そしてルーカスのフェイスブックのヘッダー画像これです
これなんのアニメ?教えてキモ・オタクの人たち!
最近のわたしはすっかり節約モードです
バイトでしか外出しない
おかねないのにパウロに600ユーロ貸しちゃった
(わたしもまえ300ユーロ貸してもらったからお互い様)
ブラジル旅行行くまで節約モードでだらだらアニメ見て引きこもる生活が続きそうです
日本にいるときと変わりません
こたつほしい。
私の新居のここがクソ!
・家賃 350ユーロ
ダブリンにしては安めだが…
・治安最悪
ダブリン8、治安が悪いことで有名なギネスハウスストアにほど近い
友達はルアス(路面電車)で帰宅途中、駅で集団暴行に遭った
ドラッグの取引も行われている場所
飲酒して絡んでくる危ない人が多い
シティーセンターへのバスの選択肢が少ない
13と40のバスだけなので 一本逃すと次のやつに15-20分も待つ クソ不便
・ボロすぎる
ヒーターがつかない 寒すぎる
いろんなところをガムテープとかで直してある
お風呂場がちゃんと閉まらなくて隙間風が入る
日当たりが悪くて湿気が多い
洗濯物が一生乾かない 三日前に干した洗濯物がまだ超濡れてます
食器、カトラリー、キッチン、ぜんぶ小汚い、欠けてる、取っ手のないフライパン、焦げ目の取れない鍋、曲がってるスプーン
家の設備に不具合があってなんども掛け合ってるけど何の反応もない家主
・4人で1部屋共有
プライバシーは無い
収納が少なすぎる
こんな家に350ユーロも払ってるの意味わかんないです
仲良しの友達と暮らしてるからなんとなく目をつぶれているだけ
いろいろ事情があってもう1ヶ月はここで暮らさないといけない
本当に引越しはクソクソ大変なのでもうやりたくないが、ここからは出たい
クソです