短大の思い出

いりなかキャンパス時代は本当に良かった。完全に女子しか居なかった。綺麗な教会で入学式と卒業式をやった。女子同士よく乳を揉みあった。遅刻ギリギリになるとパンプスを脱いで素足であの坂を駆け上って教室に滑り込むやつがいた。窓から教室に侵入した。学校に行く途中にある牛丼屋にお世話になった。めちゃボロ汚いコメダ珈琲があった。ベタニアとかいうみんなの家があった。キッチン用品が揃っているので勝手に鍋を作って食べた。昼休みに睡眠しに行った。授業中は靴を脱いで教室の床に寝転がった。授業中に堂々と弁当を食べた。先生もお菓子を持ってきて自由に食べなよってスタンスだった。ぬるすぎて、単位を落とすなんてこと一度も無かった。いりなか駅の横にある本屋の2階でDVDを借りて空き教室のテレビで勝手に観た。部活が無料だった。部費なしで好きなだけバンド練習をしてた。むしろ学校からもらえる部費で好きなもんを買ってた。自分用のロッカーがあった。校舎の構造がなんかグチャグチャしてて面白かった。ぼーっとしてても単位がとれた。生徒数に比べてパソコンの数がめちゃくちゃ多かったからレポート書くとき困らなかった。印刷用の紙さえ持参すればいくらでも無料で印刷させてもらえた。なんでもかんでもゆるかった。先生がみんなにアイスやドーナツを買ってくれた。女子しかいないからいつもすっぴんだった。ジャージとTシャツでよかった。いろんな先生と仲良くなった。なんにもこわいもんなんて無かった〜!目に映る全てが希望に見えた〜〜〜〜!!!道に迷い〜〜〜〜笑いあって〜〜〜〜目の前の光 探し続けた〜友の声よ遥か遠くに 僕の心の中で〜〜〜絶えずに〜〜〜〜響いて〜〜〜あの日の僕等はそこに立っていて〜〜〜〜〜〜〜〜!!!何も言わずにこっちを見ている〜〜〜〜〜!!!あの日の夢は今も僕の事を縛りつ〜けて〜何も変わらずずっと流れてる〜〜〜〜〜〜〜!!!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!

こんなにクソブスでモテないのにそれに気付かずずっと笑って幸せだった日々よ!女子校の幸せはそこにある!なんにも知らないことの無敵さは凄い!
私たちの代がいりなかキャンパスの最後の利用者だった。2年になると校舎は取り壊された。大学側に吸収されて慣れない新しい校舎で学んだ。思い出いっぱいの大好きな旧校舎は取り壊されてテニスコートになったらしい。なにもなくなった跡地はただただ虚しかった。あそこが私の青春だった。さようなら!!!たった一年でも使うことができてよかった。大好きないりなかキャンパス。2年から急に男子のいるキャンパスに移った時は戸惑った。もうすっぴんで来られない。不自由なことが増えた。ああ。戻りたい。一生短大生が良かった。みんなああ…
 
夢のような一年だった。2年目以降の大学はクソだ。南山は嫌い。南山生も嫌い。