怖い話

圧倒的に夜が好きだ。昼は明るすぎる。暗いところがとても好き。明るいと色んなものが見えすぎるから。しかし運転中の夜道はとても怖い。余計なことを考えてしまう。バックミラーに何か映り込んでいないか。後部座席に人の気配を感じないか。ボンネットから何者かが這い上がってこないか。遠くの方の道に白い人間が立っていないか。
そして妄想は進み、カーナビの指示声の前に入る ♪ポーン という音にすら怯える。指示声にノイズが入り、今までと違うおぞましい声に変わったらどうしよう。なんだか冷えてきた。心臓がばくばくする。焦って人を轢かないといいけど…。
気を紛らわせるために爆音で音楽をかけて大熱唱する。ハモる。小山田壮平の声にハモりかける(※語りかけるのニュアンス)。ファンファーレと熱狂のハモりは完璧になった。


そして家に着く。今日も何もなかった。よかった。おやすみなさい。