ブラジルのこわい話

今日は友達といろんな話をしたのでぜんぶざっくり書き残しておこうと思う。

 

・電車で座ったとき隣のおばあちゃんが読んでた本の背表紙にDaisaku Ikedaって書いてあって泣きたくなった(ブラジルでも根強いんだね)

・ブラジル人は基本的に英語めっちゃ苦手な人が多いので友達と英語で話してるとすごい浮く。ジロジロ好奇の目で見られる

・ブラジルの治安やべえ。ガンガンスマホ盗られそうになる。友達は常に「あのチャリの男やばそうだからちゃんと見てて。」「さっきの男明らかに私に変な近寄り方してきたからポケットとか気をつけて。」って感じで怪しい人を見る目が備わっててすごい

・ブラジル人はだいたい人に襲われた経験がある。クスリでラリった人がナイフや銃を突きつけてお金とスマホ出せ、出したら振り向かずにすぐどっかいけ、って脅して来るのがだいたいの手口らしい。みんな淡々と話すけどめちゃくちゃこええ。

・街の物乞いがアグレッシブ。ダブリンなんて平和な方だった。ハイウェイみたいなところの入り口でもガンガン歩いて車の窓を叩いてお金くださいって言ってくる。まずいお菓子を押し売りしてお金もらおうとしたり。電車の中で赤ん坊抱いて生活に困ってる感出して金乞いしたり。軽いコスプレしてアピールしながら金乞いしたり。めちゃくちゃなんでもあり

・みんな自由そうに見えるけどブラジルでも見た目にうるさい人が多いらしい。大学生が真っ赤なリップして奇抜な見た目してると「おまえ大学に何しに来てんだ?まじめに勉強してる奴らに失礼だろ、ちゃんとしろ」とか言われるらしい。日本ほどギチギチじゃないけど少なからずうるさい人はいるんだね

 

こっからはこわい話。

・日本とスペインのハーフの友達が昔日本に住んでたんだけど、お金がなくて人からもらった日本人形をおもちゃにして遊んでたらしい。朝目が覚めて、なんとなく笑い声がするので日本人形のある棚を見たら、口が思いっきり開いて笑ってる人形を見つけたらしい、その子の弟も目が覚めて「この笑い声なに?」って聞いてきたから、その子は弟の口を塞いで「これは嘘、こんなの現実じゃない、なにも見てない、大丈夫、静かにしてて、」って言い聞かせて2人で目をつぶってなにも見てないことにしたらしい。それ以来友達は人形が怖くてたまらなくなって、その人形も両親に捨ててほしいって頼んだんだけど、親は捨てるなんてもったいないと言ってその子の言うことも信じてくれなくて、未だにどこかに保存してあるらしい。どこにあるかなんて聞きたくないしもし見つけたら絶対に燃やしたい、今思い出しても鳥肌が立つ、弟も同じ記憶を持ってるから絶対に現実にあった出来事だって言ってて私も怖すぎて震えた

・その子の身に起こった別の話。ブラジル・サンパウロで家に帰るバスを待ってたところ、全身ゴムみたいな黒いスーツに身を包んだ男が現れた。肌も顔もぜんぶゴムで覆われていて、最初はコスプレか何かかな?と思ったらしい。帽子もかぶっていて、本当に全身なにも見えない。なんだろ?って思ってたらその人がその子に気づいて顔を向けてきた。そしたらその子はめちゃくちゃな悪寒と一気に吐き気を催して、その場にいたらいけない、この人はめちゃくちゃヤバイ人だってことをなんとなく察したらしい。どうしよう、と思ってたらだんだんその男が近づいてきて、手を振ってきた。知り合いかもしれないな?とか一瞬考えたらその横を女の人が通り過ぎた。そしてゴム男の体をすり抜けて歩いていったらしい。ゴム男は誰にも見えてなくて、その存在に気づいてたのは自分だけだった。意味が分からなくて呆然としてたら男は消えて、バスが来たので普通に家に帰ったらしい。どっと疲れてその日はなにもできずにすぐに眠りについたって、訳わからんがめちゃくちゃ怖いですね

・さらにその子の話。サンパウロのバスは、ドライバーと乗車賃を受け取る人の2人組が常駐している。その子の家はバスの終着点で、降りる頃には乗客が誰もいなくなっていた。終点で普通に降りようとしたら、ドライバーがドアを開けてくれない。不思議に思っていたら、乗車賃の管理をする方のスタッフがその子に襲いかかってきて、抱きしめてキスをしたりしようとしてきた。スタッフ2人ともグルで、その子にいたずらしようと口裏を合わせていたらしい。窓をバンバン叩いたり叫んだりしてなんとか逃げられたらしいけど、バスの運転手みたいな安全そうな人たちにまでそんなことをされる世界。それがブラジル

 

その子は法学部でまだ大学に通ってるんだけど、世界の凶悪な犯罪とかいろいろ勉強してて、その話を聞いてるだけで鳥肌が立って、でも興味深くて次々に聞いてしまった。

日本のサイコパスっぽい犯罪知ってる?たぶん検索したらいっぱい出てくるけど、「ネバダたん」事件 これは佐世保の小学生が友達とかくれんぼしようって言って、目隠しをして、そのまま首を切りつけて殺した事件。殺した友達を放置して、血だらけのシャツのまま何事もなかったようにクラスに戻ったらしい。わたしこの事件初めて知ったんだけど、ネバダたんはもう釈放されてて今も日本にいるらしい。サイコパス小学生を塀の外に出す日本やばい。

 

そんなこと話してたらちょうどテレビでブラジルの凶悪事件が報道されてたんだけど、日本の報道との違いを発見したよ。

ブラジルはなんでもかんでも本当の映像を流す。

アプリで知り合った男にタコ殴りにされて顔がぐちゃぐちゃになった女性の事件があって。その女性の顔も、血まみれの部屋もぜんぶテレビで流れてきた。日本だったら検証映像みたいなCGの映像とかは流れるけど本物は流さないでしょう。ブラジルはぜんぶガチだった。モザイクも無いし。視聴者を怖がらせて犯罪抑止させる意味合いと、視聴率をあげたいだけっていう意見もある

 

こんな話ばっかりしてた今日でした。こわすぎて寝れねえ。