ハリーポッターミュージカルの感想です

わたしミュージカルそれほどファンじゃないんですけど、イギリス来てからやたらとミュージカル行くようになりました。なんか自分の好みじゃなかったなーつまんなかったなーとおもうやつもあるし、スッゲェ感動して震えながら帰る日もあるし、まぁ会社行って家にまっすぐ帰るだけの毎日になるよりは、映画館や劇場に寄ったら充実した日になるかなぁと思っていろいろ見てます。

雑にあらすじを話すのでネタバレ嫌な人は見ないでね。

 

ハリーポッターのミュージカルについて。

題:Harry Potter and the Cursed Child(ハリーポッターと呪いの子)

小説や映画で第7作まで続いたシリーズの次なるお話がこのミュージカル。JKローリングがシナリオを書いているので完全にオフィシャルの続編。映画化ではなくてミュージカルにされたのもJKローリングの意思のようです。

第7作目ハリーポッターと死の秘宝から19年後の世界が描かれていて、ハリーの息子アルバス・セブルス・ポッターとドラコの息子 スコーピウス・マルフォイがまさかのタッグを組んでストーリーが進みます。

ちなみに2部構成になっていて、両方合わせると6時間を超える超大作。土日に見ると一気に2部見れるけど、疲れるしチケットも高いので平日に2回に分けてみた方が個人的におすすめです。

 

一番ビックリしたのはハーマイオニー役に黒人女性が起用されていたこと。JKローリングは「作品中で一度も白人だなんて言ってないわ」と発言していて、映画でのキャスティングとイメージを変えてきたことに驚いきつつも、気がつけばすんなり馴染んで観劇できた。あのエマワトソンのハーマイオニーがあまりにもイメージが強すぎて初めは拒否感があったけど、見てたら意外と馴染みます。

それ以外にも映画のキャストとはまるで違う雰囲気のキャラクターがたくさんいて、はじめは誰がどれか分からなくて少し混乱。

 

まず面白いなと思ったのは、ハリーという大きな存在に苦しむ息子アルバスの学校生活。親と違う寮に組み分けされてしまったり、ハリーと違って魔法使いとして半人前で授業にもついていけなかったり、葛藤が描かれていて見ててつらくなる。それからドラコマルフォイの息子スコーピウスの描かれ方。自信過剰で人を見下すような性格のドラコと違って、おどおどして自信がなくて優しいスコーピウス。とにかくかわいい!!!!!!!!一番みんな好きになるキャラじゃなかろうか。

そしてストーリーの軸はループ物になっていて、過去に戻ったり未来に行ったり、歴史の事実を書き換えてどんどん狂ってしまって取り返しのつかないことがたくさん起こります。どうしてループ物はオタクを魅了してやまないのだろう。。。結局絶対おもしろいからズルいよねループ物

アルバスとスコーピウスがやたらと「大好きなのに近づけない」みたいな展開があって、BL脳なので早くくっついてくれと思ってしまったけど実際あれはそうとしか思えなくない?

あとは肝心な魔法の具合なんですが、基本的に手品です。すごーく訓練された美しい手品が繰り広げられます。火が出たり、空を飛んだりします。アクロバットな動きが多いのでめちゃくちゃ血の滲むような練習したんだろうなぁと思うし、1劇ごとに相当疲れそうだなって思う。(小並感)

映画のファンが見たら雰囲気が違うので受け入れられないかもしれないので、映画とは別物と割り切って見に行くといいですね。私のおすすめは、先にウィキペディアを読んであらすじを理解してから見ることです。英語で行われるミュージカル、ストーリーの理解に苦しんでディテールを楽しめなかったりすると悔しいと思うから、私的には先にネタバレしてた方が楽しめますね。

以上です。おもしろかったー。